図書館員が選ぶ、
こどもに読ませたい、
読んで欲しい本。
つがる市立図書館 業務責任者
藤田麻祐子
空の飛びかた
ゼバスティアン・メッシェンモーザー 作/関口裕昭 訳
光村教育図書 1,650円(税込)
空から落っこちたペンギンがもう一度空を飛ぼうと奮闘する一冊。たまたまペンギンと出会った「わたし」は、時にまじめに、時にユーモラスに協力します。シンプルな画材と少ない色数なのに、想像力と希望がどこまでも広がるような感覚が心地よいです。
まえとうしろ どんなくるま? 5 のうぎょうのくるま
こわせもりやす 作・絵
偕成社 1,540 円(税込)
子どもたちに人気の車の本ですが、農業の車が主役の絵本はあまり見かけたことがありません。農作業に特化しているため、前と後ろで見た目が異なる農業の車。かわいい絵柄ながらリアルな描写が、その魅力を引き出しています。 農業の車って面白いんです !
日光市立藤原図書館 館長
原 一史
ちいさなトガリネズミ
みやこしあきこ 作
偕成社 1,540円(税込)
はたらきもののトガリネズミは、毎日朝6時に起きて7時には家を出ます。ヒトと変わらない日常にはどんな幸せがあるのでしょう。トガリネズミの感情を色や枠の大きさで表現しながら、日常の小さな楽しみが共感できるほのぼのとした童話です。
ライオンのくにのネズミ
さかとくみ雪 作
中央公論新社 1,760円(税込)
ネズミとライオンは言葉が通じなくてもサッカーで通じ合える、言葉の壁を越えたハートフルなお話です。少しだけ勇気をふり絞るネズミを応援したくなりました。一緒にお弁当を食べるシーンは心に響きます。ぜひ親御さんにも読んでいただきたい一冊です。
中間市民図書館 チーフ
冨永梨乃
HUG
junaida 著
サンリード 1,680円(税込)
ハグの絵だけが連なった絵本。はじめにある「ときに言葉よりも雄弁なふれあい」のメッセージのとおり、ハグが持つパワーと愛に満ちた一冊です。9ページ目の絵が1番好きで、どんな本を読んだら、怪獣をも抱きしめられる人になれるのだろうかと思います。
しかくいまち
戸森しるこ 作/吉田尚令 絵
理論社 1,540円(税込)
「自分にとってふつうのことが、相手にとってはふつうじゃない。」という文が、物語全体を包むテーマだと思います。少し文字が多いので小学生くらいから味わえるでしょうか。すぐにはわからなくても、いつか友情に悩んだときの支えになってくれる一冊です。